施工写真
アカシアフローリング
アカシアはオーストラリア、アフリカ、アメリカに多く自生する木材であることからいくつかの物語が存在します。インディアンの間ではアカシアとは若い男女が愛を告白するのに使用した言葉で、花言葉もそれに由来して「秘密の恋」、「優雅」、「友情」といわれています。古代、アカシアは上質な木材との位置付けから家具や工具に使用され、その代表的な家具として大英博物館に保管されているエジプトのファラオ王の椅子はあまりにも有名です。ま た、聖書にはアカシアの木を燃やしてお香として使用されたとの記述もあります。アカシアの比重は0.69~0.75と堅く、粘りがあり、衝撃力、曲げに強く、耐久性に優れシロアリに対する抵抗力を備え、腐食しにくいとの特性から建築用材、車材、家具材として使用されています。(ボーリング場のレーン米国NBAの公式バスケットボールコートに使用されているメープル材と同じ比重でウォルナット、ナラ材より比重は高いです。)
近年はその成長の早さが着目され、サスティナブル木材として認知されています。東南アジアでの植林が進み、安定供給されることから本来高級な木材の位置付けであるにも関わらず価格は比較的安価であり、木目、色合いが高級木材の代表であるウォルナットに似ていることから『アジアンウォルナット』と呼ばれその需要は高まっています。