施主支給(材工分離)とは?
「施主支給(材工分離)」とは、施主様が直接、自分で商品を購入し、施工業者(ハウスメーカーや工務店、リフォーム会社など)に支給すること。
一般的に、家を建てたり、リフォームをする場合、施工業者に依頼して、設計はもちろん施工・監理などを進めていきます。住宅設備や建材についても、取り付け費や工事費込みで依頼する場合がほとんどですが、こだわりのアイテムであったり、コストを抑えるためといった理由から、施主様自らが商品を選択・手配し、施工や取り付けのみを依頼することがあります。
これが「施主支給」です。
- メーカーのショールームは、様々な商品が展示されています。
実際の大きさ、色、質感を体感しながら、商品について詳しい説明を聞くことができます。
カタログで見る商品を決めて、ショールームに展示されているか事前に確認するとベストです。 - 商品デザインや色、サイズなどのプランを決めたら、メーカーショールームで定価見積書(プランニングシート)の作成を依頼します。
メーカーショールームでは、定価見積書(プランニングシート)と、承認図(図面)を作成してくれます。
キッチンやバスルーム、洗面化粧台などの住設器機プランは、施主様の希望、設置場所によって異なります。設置に必要な部材やオプションなどが決定した定価見積書(プランニングシート)と承認図をご用意ください。 - メーカーショールームで作成したプランニングシート(定価見積書・承認図等)を、FAXまたはメールにてお送りください。住設卸売問屋独自の格安価格でお見積り致します。
お見積りはもちろん無料です!
※対応エリア内での工事見積を併せてご希望の場合は、その旨をお伝えください。
コストカットで費用を安く抑える!
一般の販売店や、工務店・ハウスメーカーが提示する商品は、中間マージンが発生し、その手数料が上乗せされた価格が設定されます。
この中間マージンをカットした格安の直販価格の商品を施主様が手配することによって、大幅にコストをカットすることができるのです。
材工分離で明確な商品・工事見積!
これにより、住宅設備品や建材などの商品・材料費と、設計・工事費を分けた見積書が作成できます。
材料費と工事費を分けて、材工分離で表示することができるので、各商品や工事費の価格が明確になります。
こだわりの商品を自由に選べる!
商品を施主様が自由に直接購入できますので、ハウスメーカーや工務店などの取り扱っている商品に限定されることはありません。施主様の目で気に入った商品を選ぶことができるので、納得のいくこだわりの住まい作りが実現できます。
信頼できる施工業者に依頼!
まず、施工業者に「施主支給に対応しているか」を確認してください。
工事を請け負ってくれるのはもちろんですが、施主支給の施工について、親身に相談に乗ってくれる施工業者を探しましょう。デザイン性や施工内容だけでなく、施工業者のサービス内容・アフターメンテナンスなど、施主様が納得のいく施工業者に依頼することで、安心度も高まります。
- 自分で商品を選ぶということは、その商品について詳しく知る必要があります。カタログの取り寄せやショールーム見学もその一つです。情報収集にそれなりの時間とパワーが必要です。
- 窓口が施工業者と商品の購入先とのふたつになるため、施工業者への説明や施工範囲の確定、商品仕様の確認、商品手配や施工日などの調整も、施主様が行います。
- トラブルを避けるため、施主支給をご依頼の際は、「この商品は自分で購入するので、商品分は見積から抜いてください」と施工業者に事前に伝えましょう。商品によっては、専門知識が必要なものもあるので、その際は、ご購入前に施工業者とメーカーに確認することが必要です。
施工の際には図面が必要となりますので、施工業者には、定価見積書(プランニングシート)と一緒に作成した承認図を渡しましょう。 - 納品の手配は、工事の日程にあわせて間違えないようにしないといけません。工事現場はスペースが限られている場合も多いので、商品の置き場があるかどうかの確認と、納品の際の荷受けの方の手配が必要になります。
住設機器は通常の宅配便と異なり、時間指定等ができない場合がほとんどです。工事前日納品など、早めの納品・段取りをお願い致します。
メーカー直送便で、キッチン組立まで(取り付けは別)を行う商品もありますので、納品の際には予め工事現場管理者とメーカーとで打ち合わせを行ってください。
また、キッチンやバスルームなどの住設機器は、受注生産品となります。余裕を持ったご注文と納期手配を心がけましょう。